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鍵の110番は悪質?カギ110番との違いと評判・口コミを元鍵師が解説

カギ110番の口コミ・評判と悪質業者を元鍵師が解説

「鍵の110番って悪質なの?」と不安になって調べている方へ。先に答えを言うと、「110番」と付く鍵屋のサイトは1つではなく、運営会社によって話がまったく変わります。

2022年に消費者庁が注意を呼びかけたのは、名前がよく似た別のサイトです。一方、上場企業が運営する「カギ110番」はその対象に入っていません。この記事では元鍵師の立場から、両者の違い、カギ110番の評判・口コミと料金の実態、依頼の前に確かめておきたいことを正直にまとめました。


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結論:「鍵の110番」は1社ではない。見るべきは運営会社

検索で出てくる「鍵の110番」「カギの110番」「カギ110番」は、どれも同じ会社に見えますが、運営元はバラバラです。名前だけで悪質かどうかは判断できません。

項目 カギ110番 消費者庁が注意喚起した、名前の似たサイト
名前 カギ110番 鍵の110番24時間/カギの110番/鍵の110番救急車 など
運営 シェアリングテクノロジー株式会社(東証上場・証券コード3989) Rセキュリティ株式会社・株式会社鍵と、その関連5社(2022年2月の発表時点)
行政 消費者庁の注意喚起の対象に含まれていない 2022年2月25日に消費者庁が注意喚起。中心の2社には6か月の業務停止命令
仕組み 全国の加盟店(提携している鍵屋)を紹介する窓口 複数のサイトの電話が、同じコールセンターにつながっていた

つまり「鍵の110番は悪質」という話には、カギ110番そのものではなく、名前が似たサイトの件が混ざっている、というのが私の見立てです。ただしカギ110番にも「思ったより高かった」という声はあるので、そちらも後半で正直に書きます。

「鍵の110番 悪質」と検索される3つの理由

理由1:名前がよく似たサイトに、消費者庁が注意喚起を出した

2022年2月25日、消費者庁は「鍵の110番24時間」「カギの110番」「鍵の110番救急車」など8つの名前のサイトについて、消費者安全法にもとづく注意喚起を公表しました。あわせて、運営の中心だったRセキュリティ株式会社と株式会社鍵には、特定商取引法にもとづく6か月の業務停止命令が出ています。

発表によると、問題とされたのは次のような点です。

  • どのサイトの電話番号にかけても、同じコールセンターにつながっていた
  • 電話で料金を聞かれても「現場で見てからのご案内になります」といった答え方で、金額をはっきり伝えなかった
  • クーリング・オフができる契約なのに「受け付けられない」と告げていた
  • 正しく解約した人に、受け取ったお金の一部を返さなかった

出典:消費者庁「鍵の開錠・修理等に関する役務の取引に関する注意喚起」(2022年2月25日)

なお、これは2022年時点の発表です。同じ名前のサイトがいまも同じ運営のままかどうかは、私のほうでは確認できていません。大事なのは「名前が似ているから同じ会社だろう」と思い込まないことだと思います。

理由2:「○○円〜」の表示と、実際に払う金額に差がある

これは特定の会社の話ではなく、出張の鍵屋ぜんたいに言えることです。サイトに書かれているのは「〜」が付いた最低料金で、防犯性の高いディンプルキーや深夜の対応になると、金額は大きく上がります。

表示の金額だけを見て呼ぶと、現地の見積もりで驚くことになります。高い見積もりが出たときの判断基準は鍵屋のぼったくりを見抜く7つのサインにまとめました。

理由3:紹介型なので、来る鍵屋によって差が出る

カギ110番は、自社の作業員が来るサービスではありません。かんたんに言うと、電話を受けて、近くの加盟店(提携している鍵屋)を紹介する窓口です。公式サイトにも、提携している業者を紹介する仕組みだと書かれています。

そのため、来てくれる鍵屋の技術や説明の丁寧さには、どうしても差が出ます。仕組みそのものは怪しいものではなく、くわしくは加盟店制度とは何かで解説しています。同じ会社が運営する生活110番の評判も、構造は同じです。

カギ110番の評判・口コミ

ここからは、シェアリングテクノロジー株式会社が運営する「カギ110番」の話です。まず基本情報から。

項目 内容
運営 シェアリングテクノロジー株式会社(東証上場・証券コード3989)
実績 年間10万件を超える鍵トラブルに対応(公式サイトの表記)
受付 24時間365日・日本全国
料金 6,600円〜(鍵の修理の場合。玄関の鍵開けは11,000円〜)
見積もり 現地調査のあと無料(エリア・加盟店・状況により、事前確認のうえ有料の場合あり)
キャンセル 見積もり後のキャンセル可(交通費や、お客様都合のキャンセル料がかかる場合あり)
支払い クレジットカード対応(一部の加盟店・エリアを除く)

※2026年10月に公式サイトで確認した内容です。

口コミサイトなどで見かける声を、傾向としてまとめました。個人の感想なので、すべての人に当てはまるわけではありません。

良い口コミの傾向

  • 深夜に電話したのに、30分ほどで来てくれた
  • 電話の対応が丁寧で、概算を先に教えてもらえて安心できた
  • ディンプルキーの深夜対応で3万円ほど。相場どおりだった

悪い口コミの傾向

  • すぐ行くと言われたのに、到着まで数時間かかった
  • 電話では金額がわからず、現地の見積もりが思ったより高かった
  • サイトに書いてある料金と、実際の請求額に差があった
  • 作業は30分ほどで終わったのに、数万円かかった

良い声は「速さ」と「電話対応」に、悪い声は「到着の遅れ」と「金額」に集まっています。同じサービスなのに評価が割れるのは、来る加盟店と、依頼した鍵の種類・時間帯が人によって違うからです。

元鍵師
元鍵師

「30分で終わったのに高い」は、鍵屋がいちばんよく言われる言葉です。ただ、経験のある職人ほど作業は早く終わります。料金は作業時間ではなく、技術・道具・出張・緊急対応に対して払うものなんですが、ここがお客さんにはなかなか伝わりません。もう一つ、「すぐ行きます」という案内と実際の到着時間のズレ。これも出張サービスでクレームになりやすい定番です。

到着時間は、近くの加盟店が空いているかどうかで決まります。土日祝や年末年始、金庫のように対応できる鍵屋が限られる依頼は、遅れやすいと考えておくのが無難だと思います。急ぐときは、電話で「何分くらいで着きますか」と聞いておいてください。

カギ110番の料金(公式サイト・2026年10月確認)

公式サイトに載っている料金の目安です。すべて税込で、「〜」が付いた最低料金になります。

場所・対象 作業内容 料金(税込)
自宅・玄関 鍵開け 11,000円〜
自宅・玄関 鍵の修理 6,600円〜
自宅・玄関 鍵交換(部材費込み) 14,300円〜
車 鍵開け 13,200円〜
車 鍵の作成 18,000円〜
バイク・原付 鍵開け 13,200円〜
金庫 鍵開け 14,300円〜
スーツケース 鍵開け 8,800円〜

ここで注意したいのは、サイトの目立つ場所にある「6,600円〜」は鍵の修理の金額で、玄関の鍵開けは11,000円〜という点です。さらに公式サイトには次の注記があります。

  • 対応エリア・加盟店によっては、記載の価格や条件で対応できない場合がある
  • 交通費と、お客様都合のキャンセル料が別にかかる場合がある
  • 見積もりが確定したあとの追加料金は発生しない

3つめは安心材料です。逆に言うと、見積もりの金額を聞いて納得してから作業を始めてもらうことが、そのまま自衛になります。鍵の種類ごとの相場は玄関の鍵トラブル費用まとめを見てください。

依頼の前に確かめたい3つのこと

カギ110番に限らず、どの鍵屋を呼ぶときにも使える確認です。

  1. 運営会社とサイトのURLを見る:カギ110番なら、運営はシェアリングテクノロジー株式会社、公式サイトのドメインは kagi110ban.jp です。名前が似ているだけのサイトではないか、会社概要のページで確かめます
  2. 電話で概算を聞く:鍵の種類(ギザギザの鍵か、表面にくぼみのあるディンプルキーか)と状況を伝えて、「だいたいいくらですか」と聞きます
  3. 作業の前に総額を確認する:出張費や深夜料金を含めた金額を聞き、納得できなければその場で断ります
元鍵師
元鍵師

焦っているときほど「とにかく早く来てくれるところ」を選びがちです。でも、電話で「だいたいいくらですか」と聞くのに1分もかかりません。正式な金額が現地で決まるのは、鍵屋ではふつうのことです。ただ、鍵の種類を伝えても金額の幅すら答えてくれないなら、私なら呼びません。

高額な請求を受けてしまったら

電話で金額を知らされないまま来てもらい、その場で契約した場合、鍵開けや修理でも訪問販売にあたり、クーリング・オフができることがあります。先ほどの消費者庁の発表でも、「クーリング・オフは受け付けられない」という説明は事実と違うものだったと認定されています。

業者に「できません」と言われても鵜呑みにせず、消費者ホットライン(局番なしの188)に相談してください。

よくある質問

鍵の110番とカギ110番は同じ会社ですか?

同じとは限りません。「カギ110番」はシェアリングテクノロジー株式会社のサービス名です。「鍵の110番24時間」「カギの110番」「鍵の110番救急車」は、2022年に消費者庁が注意喚起した別のサイトの名前でした。電話をかける前に、サイトの会社概要で運営会社を確かめてください。

カギ110番は悪質な業者ですか?

東証上場企業が運営する紹介サービスで、2022年の消費者庁の注意喚起の対象にも入っていません。悪質業者とは言えない、というのが元鍵師としての評価です。ただし来る加盟店によって差があり、表示価格のまま終わるとは限らないので、見積もりの確認は欠かせません。

「鍵の110番は高い」と言われるのはなぜですか?

サイトの金額が最低料金だからです。防犯性の高い鍵、深夜や早朝、車や金庫といった条件が重なると、数万円になることは珍しくありません。出張の鍵屋はどこも同じ表示のしかたをしています。

見積もりのあとでキャンセルできますか?

カギ110番の公式サイトでは、見積もり後のキャンセルも可能と案内されています。ただし交通費や、お客様都合のキャンセル料が別にかかる場合があるという注記もあるので、電話の時点で「見積もりだけで帰ってもらった場合、費用はかかりますか」と聞いておくのが無難です。

まとめ:名前ではなく運営会社で判断する

項目 カギ110番の評価
信頼性 東証上場企業。消費者庁が注意喚起したサイトとは別
対応 全国・24時間365日
料金 玄関の鍵開け11,000円〜。条件しだいで数万円になる
到着 加盟店の空き状況しだい。繁忙期は遅れやすい
品質 来る加盟店によって差がある

向いている人

  • 深夜や早朝に、いますぐ鍵を開けたい人
  • 近くに知っている鍵屋がなく、探している時間もない人
  • 運営会社がはっきりしている窓口に頼みたい人

注意が必要な人

  • 少しでも安く済ませたい人(急ぎでなければ、相見積もりのほうが安くなりやすい)
  • 金庫や古い車など、対応できる鍵屋が限られる依頼の人

「鍵の110番」という名前だけで、悪質かどうかは決まりません。運営会社を確かめて、電話で概算を聞いて、作業の前に総額を確認する。この3つを踏めば、カギ110番は深夜のトラブルでも頼りになる窓口だと思います。


鍵のトラブルはプロに相談を

▶ 年間通して高需要【カギ110番】

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